2018-04-18 第196回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第5号
Q2は、「地震調査研究推進本部は、三陸沖から房総沖の海溝寄り領域においてどこでも津波地震が起こることを想定しているのに対し、土木学会は、福島沖と茨城沖では津波地震を想定していないがなぜか。」と問うております。
Q2は、「地震調査研究推進本部は、三陸沖から房総沖の海溝寄り領域においてどこでも津波地震が起こることを想定しているのに対し、土木学会は、福島沖と茨城沖では津波地震を想定していないがなぜか。」と問うております。
地震調査委員会は、平成十四年に公表した三陸沖から房総沖の海溝型地震の長期評価におきまして七つの領域に分けて評価しており、その中の三陸沖北部から房総沖の海溝寄りの領域に関しましては、震源域は具体的な地域は特定できないが、日本海溝に沿って長さ二百キロメートル程度の長さ、幅五十キロメートル程度の幅で、地震の規模につきましてはマグニチュード八程度、さらに、今後三十年以内の発生確率は二〇%程度などと評価しているところでございます
「三陸沖北部から房総沖の海溝寄りのプレート間大地震(津波地震)」と書かれています。 どのような地震を予測したものであったか、これも文科省に御説明いただきたいと思います。
文部科学省の研究開発局地震・防災研究課が大変よい調査研究を行っておりましたが、東日本大震災発災前の昨年一月一日の時点で、海溝型地震の今後の地震発生確率によると、三陸沖北部のプレート間地震は十年以内に六〇%程度、三十年以内に九〇%程度、また、宮城県沖は十年以内に七〇%程度、三十年以内に九九%、三陸沖南部海溝寄りでは十年以内に四〇%、それから三十年以内に八〇から九〇%、五十年以内に九〇から九八%と予測しておりました
これを見ていくと、一七九三年からずっと宮城県沖地震というのと三陸沖南部海溝寄りの地震というものを分析しているんです。二十五年前も相関関係があった。そして、二十五年後にまたマグニチュード七・〇が発生した。
また、一九五二年の十勝沖地震の津波発生源の海溝寄りの、従来言われております空白域と一致するというふうな見解でございます。つまり、根室・十勝沖に現在地震活動の余り活発でないいわゆる空白域があるということの指摘でございまして、これについても気象庁はこの見解を認識いたしてございます。